今さら聞けない!! 明日から活用できるビジネス用語

普段の生活では聞きなじみのない言葉でも、ビジネスシーンではよく聞く呪文のような用語があります。あなたも働く上でそのような言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回は呪文のような用語を初級、中級、上級の三段階に分けて、それぞれ5つずつ、計15の用語をご紹介しますので、ぜひお気軽に読んでみてください。

初級

エビデンス

「証拠」を意味する言葉です。ビジネスシーンでは根拠となる資料やデータ、記録、情報を意味することが一般的です。

使用例:「それってエビデンスある?」

クリティカル

危機的、致命的、批判的という意味です。

使用例:「早急に人員を手配しないと、クリティカルな問題になり得る。」

リスケ

リスケジューリングを略した言葉です。ビジネスシーンでは、スケジュールの組み直しや計画を変更するという意味で使用される事が多いです。

使用例:「13時からの打ち合わせを14時にリスケ出来ないでしょうか?」

バッファ

ゆとり、余裕、予備という意味です。

使用例:「明日の会議は大切なので、バッファとして30分前には準備を済ませておきましょう。」

アサイン

「割り当てる」、「任命する」という意味があり、ビジネスシーンでは役職に任命したり、仕事を割り当てたりする際に使用されることが多いです。

使用例:「今回のプロジェクトにA君をアサインしました。」
 

中級

インバウンド・アウトバウンド

旅行業界では、インバウンドは外国人が日本に訪れる旅行、アウトバウンドは日本人が海外に訪れる旅行という意味です。

この言葉が特に使用されるマーケティング業界では、「インバウンドマーケティング」「アウトバウンドマーケティング」というように、マーケティング手法のことを指します。

インバウンドマーケティングとは、ブログやSNSなどでコンテンツ配信を行い、消費者に自発的に商品・サービスに興味を持ってもらう手法です。

反対にアウトバウンドマーケティングとは、訪問営業やテレアポなど、企業側から消費者に対して、アプローチする手法です。

使用例:「インバウンドとアウトバウンド、どちらをメインにマーケティングを行っていきますか?」
 

スキーム

体系的な計画、構想という意味があり、ビジネスシーンでは枠組みや設計といった言葉の代わりに使用されることがあります。

使用例:「このビジネスのスキームを見直してください。」

マネタイズ

収益化という意味があります。一般的なビジネスシーンでは、「事業の収益化」といった意味で使用されることが多いです。
 
使用例:「新規事業のマネタイズはどのように行っていきますか?」

リソース

資源という意味があり、ビジネスシーンでは、業務を達成するためのお金や情報、人といった資源全般を指します。

使用例:「我が社の生産ラインが限界です。すぐに人員のリソースを確保しましょう!」

ボトルネック

目的を達成する際の障害、原因、要因、課題、非効率な部分という意味です。

使用例:「売上低迷となっているボトルネックはなにか?」

上級

アジェンダ

会議の際に話し合う議題や課題項目、行動計画等といった意味で使用されることが多いです。

使用例:「今回の会議のアジェンダはこの通りとなっています。」

シュリンク

縮む・減少という意味であり、ビジネスシーンでは市場の縮小、業界の低迷、需要の縮小、事業の縮小という意味で使用されます。

使用例:「前年度に比べて、この市場はシュリンクしつつある。」

シナジー

相乗効果という意味であり、ビジネスシーンでは会社や人が提携してより良い結果を狙う際に、使用されます。

使用例:「提携してシナジーを生み出しましょう!」

フィックス

確定した、固定された、これで決まったという意味です。

使用例:「A社のホームページ制作期日を6/15にフィックスしましょう。」

バリュー

通常は価値や値打ちという意味で使用されることが多いですが、ビジネスシーンでは企業や社会に対する成果や利益、社会的意義という意味で使用され ます。

使用例:「バリューを高めていきましょう。」

まとめ

今回紹介したビジネス用語の中には、普段から使用しているものから、あまり使用したことないものまで多くあったと思います。

ビジネス用語を知っておくと、仕事上でのコミュニケーションが円滑になり、業務効率が上がるため、なるべく多く知っておいた方が良いでしょう。

シチュエーションや人によっては言葉の意味を理解してもらえない可能性があるため、必要に応じて言葉を使い分けましょう。