撮影・ビジュアル設計
重厚な空気が漂う鋳造現場をそのまま活かした画面構成で、光と影のコントラストを強調しました。
金属を溶かす炎が暗闇を切り裂く瞬間の迫力と、金属特有の質感や重量感がスクリーン越しに伝わるよう、ライティングを細部まで設計。
全身を使って作品に命を吹き込む職人の一挙一動を余すことなく捉え、まるでその場に立ち会っているかのような臨場感を生み出しました。


演出・編集の工夫
現場で発生する金属音や火花の音を活かし、音楽と精密に同期させる"音ハメ"編集を採用。職人たちが息を合わせて作業する緊張感ある場面の連続が、力強いリズムと重なり、見る人を自然と引き込んでいきます。
また、畳み掛けるような作業と音の連続の中に、完成した作品の無音カットを差し込み静謐な空気感を生み出しました。平和合金様の制作物を"工業製品"ではなく"作品"として伝えるための静かな一手。音が止んだ瞬間に現れる完成品の佇まいが、見る人をハッとさせます。
さらに終盤では、職人一人ひとりの正面カットを音楽に合わせて連続的に配置。個の技術だけでなく、組織としての誇りと一体感も映像で表現しました。




一つの作品が生まれるまで
金属を溶かし型に流し込むダイナミックな工程から、仕上げの繊細な作業まで、多様な工程を余すことなく捉えました。スケールの大きさと精密さの両面を対比的に描写し、同社の技術力の幅と深さをそのまま伝えています。
また、現代的な工程も交えながら、受け継がれる技術の中に宿る、新しい息吹も映像で表現しました。


制作の裏側:タイムラプスと3Dプリンター
これは制作の裏側にあるエピソードですが、動画0:46あたりに登場する、骸骨のシーン。
この作品の型は3Dプリンターで生成されており、その制作工程をタイムラプスで収録しました。実際には13時間かかる工程を、前日からカメラを設置して丸ごと記録。圧縮された時間の中に、職人的な緻密さとデジタル技術の融合が凝縮されています。
伝統工芸でありながら現代の技術も柔軟に取り入れて進化する同社の姿勢を、このワンシーンに凝縮しました
言葉より先に、心を動かす動画制作
展示会という場は、接触時間が極めて短いものです。
だからこそ、言葉や説明に頼らず、音・光・動きによる体験そのものが「企業の印象」になる映像を目指しました。
平和合金様の鋳物が持つ圧倒的な存在感を、そのまま映像の迫力に変換する。それがこの動画のテーマです。
グリークでは、展示会・海外向けのブランディング動画制作もお手伝いしています。
まずはお気軽にご相談ください。